ライブ配信・VOD配信・課金移行設計を統合した自社OTTサービス構築事例|SPEEDチャンネル.JP

ライブ配信・VOD配信・課金移行設計を統合した自社OTTサービス構築事例|SPEEDチャンネル.JP

わずか約2ヶ月で、競輪専門OTTサービスをWeb・スマホ・TVアプリへ同時展開

競輪専門チャンネルとして長年ファンに支持されてきたSPEEDチャンネル様は、視聴者に継続してコンテンツを届けるため、新たに独自のOTT配信サービスを立ち上げる必要がありました。

新サービス SPEEDチャンネル.JP では、競輪専門チャンネルならではのリアルタイム性の高いライブ配信に加え、ドキュメンタリー、情報番組、バラエティ、レース関連番組などのVODを、PC・スマートフォン・テレビアプリから視聴できる環境を提供しています。OTTcloudsのホワイトラベル型OTTプラットフォーム CloudTV を活用することで、ライブ配信、VOD、会員管理、無料期間、月額課金、Web・モバイル・テレビアプリ対応を含む自社OTTサービスを、開発着手から約2ヶ月という短期間で実現しました。

スポーツライブ配信 OTT

■ 企業名:株式会社SPEEDチャンネル
■ コーポレートサイト:https://www.speedchannel.co.jp/
■ サービスサイト:https://speedchannel.jp/

プロジェクトの背景と課題

SPEEDチャンネル様は、これまで外部配信プラットフォームを通じて競輪専門コンテンツを配信していました。しかし、既存配信サービスの終了により、限られた期間の中で自社OTT配信基盤を構築し、視聴者が引き続きライブやVODを楽しめる環境を整える必要がありました。

本プロジェクトでは、単に動画を配信するだけでなく、以下の要件を同時に満たす必要がありました。

  • 競輪中継に対応するライブ配信基盤
  • 約600本規模のVODコンテンツ管理
  • PC・スマートフォン・テレビアプリへのマルチデバイス対応
  • 無料期間から月額課金へ移行できる会員・決済設計
  • 放送品質に近い安定した配信インフラ
  • 既存視聴者にも分かりやすいUX設計

特に、競輪コンテンツではライブ配信の安定性と再生開始の速さが重要です。また、既存サービスではユーザー導線に改善余地があり、目的のコンテンツへより分かりやすく到達できる設計が求められていました。そのため、新サービスでは 「見たいライブ・見たい番組にすぐアクセスできること」 を重視し、ライブ視聴中に次の番組が分かるタイムライン表示など、競輪ファンにとって使いやすいUX設計にも注力しました。

スポーツライブ配信 OTT

提供したソリューション

1. ホワイトラベル型OTTサービスの構築

CloudTVのホワイトラベル基盤を活用し、SPEEDチャンネル.JPのブランドに合わせた専用OTTサービスを構築しました。

デザイン、ロゴ、配色、コンテンツ導線、ライブ視聴導線を調整し、競輪ファンが直感的に利用できるUIを目指しました。

2. ライブ配信基盤の構築

AWS MediaLiveをベースに、ライブ映像をHLSへ変換し、Web・モバイルアプリ・テレビアプリへ配信できるライブ配信基盤を構築しました。

放送設備側からAWS環境への映像伝送にはDirect Connectが活用されており、弊社ではAWS側の受け入れ構成、接続設計、MediaLiveとの連携設定を担当しました。

これにより、放送側のライブ信号をCloudTVのOTT配信基盤へ取り込み、各デバイス向けにマルチビットレートで配信できる構成を整備しました。

ホワイトラベル型OTTサービスの構築

3. 約600本のVOD移行・エンコード対応

既存のVOD資産を新サービスへ移行するため、約600本の動画をエンコードし、コンテンツ管理に必要なメタデータ・サムネイル整備を実施しました。

VODはカテゴリーや番組単位で整理し、ユーザーが目的のコンテンツにたどり着きやすい構造を設計しました。

4. 無料期間から月額課金へ移行できる会員・課金設計

サービス開始時は無料視聴期間を設け、まずはユーザー登録とサービス体験を促進しました。その後、月額課金へ自然に移行できるよう、会員管理・課金案内・視聴権限管理の導線を設計しました。

無料期間中にユーザーへサービス価値を体験してもらい、その後の有料化につなげる導線を構築しています。

5. マルチデバイス対応

Web、iOS、Android、Android TV、Fire TVに対応し、ユーザーが利用シーンに応じて好きなデバイスから視聴できる環境を実現しました。

スマートフォンで手軽に視聴するユーザーにも、テレビ画面でじっくり楽しみたいユーザーにも対応できる、統一された視聴体験を提供しています。

導入効果

約2ヶ月でWeb・モバイル・TVアプリを同時リリース

開発着手から約2ヶ月という短期間で、Web、iOS、Android、Android TV、Fire TVに対応したOTTサービスを2026年3月31日に公開しました。

現実的なコストで短期構築を実現

スクラッチ開発では長期間・高コストになりやすいマルチデバイスOTT開発に対して、CloudTVの既存基盤を活用することで、短期間かつ現実的なコストでサービス構築を実現しました。

5チャンネルのライブ配信に対応できる安定した配信環境を構築

CloudTVのライブ配信基盤により、SPEEDチャンネル様の5チャンネルライブ配信をWeb・モバイルアプリ・テレビアプリへ届けられる配信環境を構築しました。

ユーザーは各デバイスからライブ映像へスムーズにアクセスでき、競輪専門チャンネルに求められるリアルタイム性の高い視聴体験を提供できるようになりました。

約2ヶ月でWeb・モバイル・TVアプリを同時リリース

約600本のVODを整備し、サービス開始時から豊富なコンテンツを提供

大量のVODコンテンツを短期間でエンコードし、メタデータやサムネイルを整備しました。

サービス公開時点から、ユーザーが楽しめる豊富なオンデマンドコンテンツを提供できる状態を実現しました。

まとめ

SPEEDチャンネル.JPのプロジェクトは、既存配信サービス終了という時間的制約の中で、短期間に自社OTTサービスを立ち上げた事例です。

CloudTVを活用することで、ライブ配信、VOD、会員管理、課金、Web、モバイルアプリ、テレビアプリを一体で提供し、競輪専門チャンネルとしての新しい視聴体験を実現しました。

そして短期間でのリリースを実現するためには、VOD素材の準備、メタデータ整備、ライブ配信検証、アプリ審査、インフラ接続、プロモーション準備など、複数のタスクを並行して進める中で、関係者が一つのチームとして動けたことが成功の大きな要因です。

OTTcloudsは、以下のような企業に最適です。

  • 既存配信サービスから自社OTTへ移行したい
  • 短期間でライブ配信とVOD配信を始めたい
  • Web、スマートフォン、テレビアプリをまとめて展開したい
  • 無料期間からサブスクリプションへ移行するモデルを作りたい
  • 放送品質に近い安定したライブ配信基盤を構築したい
  • 既存の動画資産を活用して新しい収益モデルを作りたい

OTTサービスは、ゼロから長期間かけて作る時代から、信頼できる基盤を活用して素早く立ち上げる時代へ。

CloudTVは、放送局・専門チャンネル・コンテンツホルダーの自社OTT展開を、スピードと品質の両面から支援します。

ライブ配信、VOD、課金、会員管理、アプリ開発まで、OTTclouds / CloudTVが一気通貫で提供しています。既存配信サービスからの移行や、短期間でのサービス立ち上げをご検討中の方は、ぜひご相談ください。

著者について

Truong Dinh Hoang

Truong Dinh Hoang

会長

ソフトウェア・OTT・DX分野で20年以上の経験を持つ連続起業家。 ゼロから400名・200名規模のテック組織をアジアで構築。