【CNCI様インタビュー】IPユニキャスト活用によるTVアプリ開発で見えた商用化の可能性

ケーブルテレビ事業を起点に、通信インフラやICTサービス、eスポーツ事業まで多角的に展開するCNCI(株式会社コミュニティネットワークセンター)。同社が新たに取り組むIPユニキャストによるTVアプリのPoC開発をEnlyt&SupremeTechが担当し、今回はその背景や開発後の手応え、今後の展望について、CNCIの佐久間氏・三輪田氏にお話を伺いました。
詳細なインタビュー記事は、弊社日本拠点であるEnlytサイトの「IPユニキャスト放送で、新たな市場を切り開く!動画配信TVアプリのPoC開発」で公開しておりますのでご確認いただきたのですが、こちらはポイントのみ要約致します。
対応内容について

SupremeTech&Enlytは自社のCloudTV(OTTcloudsの日本ブランド)技術を活用し、FireTVやAndroidTV向けにPoC版のテレビアプリを開発。AWSクラウドとCNCIの自社ネットワーク環境を組み合わせたIPユニキャスト配信の検証を行い、さらに海外のトレンドを取り入れつつ日本の視聴習慣に馴染むUI/UX設計を実装しました。また、サービスのブランドイメージを形づくるロゴ制作もあわせて実施しています。

▼詳細な開発実績はご覧ください▼
株式会社コミュニティネットワークセンター(CNCI)様向け動画配信テレビアプリのPoC開発事例を紹介
CNCIがテレビアプリPoCを開発した背景と検証ポイントについて
CNCIがテレビアプリの開発を検討した背景には、加入者減少や映像サービス・視聴デバイスの多様化といった放送業界の変化に対応する必要性がありました。従来の工事やSTB設置が不要になるアプリ化は、業務効率化と利用者の利便性向上につながります。さらに、IPユニキャストの双方向性によって視聴データをリアルタイムで収集でき、新たなサービス展開の可能性も広がります。こうした構想を具体的に示すため、PoCとして実際に動くアプリを開発。検証では高画質配信における遅延対策を重視するとともに、視聴ポイントやライブコマース、コメント機能など「楽しむ」体験を加える仕組みを試しました。完成したPoCは多くの関係者に公開され、十分な品質との評価を得ています。
Enlyt&SupremeTechを選んだ理由 – 出会いから発注決定まで
CNCIが海外のアプリや配信関連企業をリサーチしていた際に、アメリカや南米での実績を持つEnlyt&SupremeTechを知りました。選定の決め手となったのは、日本の放送業界特有の文化や商習慣への理解と、グローバルな動画配信技術への知見を兼ね備えていた点です。その両方を満たしていると感じられたことから、配信基盤を担うJストリームと連携しながら新しい取り組みができるのではと考え、発注に至りました。

UI/UX設計からアジャイル開発までCNCIが語るEnlyt&SupremeTechとの開発体験
CNCIは、Enlyt&SupremeTechとの開発を通じて、UI/UX設計の見える化や追加提案によるアイデアの具体化を高く評価しています。当初の想像を超える完成度で、日本人に馴染みやすいテレビライクなデザインと、海外で人気の機能を取り入れた仕上がりになりました。また、アジャイル開発により機能を試しながら取捨選択を進められたことで効率的に開発が進み、番組情報の遅延といった想定外の課題にもスピーディーに対応できた点が大きな強みとして挙げられています。
PoCから得られた成果と学び─CNCIが語るTVアプリ開発の手応え
CNCIはPoCを通じて、実際に動くアプリを制作できたことでUXを検証できただけでなく、営業部門を含めた具体的な商品設計や販売戦略の議論が進むという大きな成果を得ました。完成度の高さから「商用化はいつからか」と誤解されるほどで、社内外から高い評価と期待が寄せられています。さらに、RFからIP配信へ移行する中でクラウド環境や自社回線を活用した技術的知見を蓄積でき、システム設計やコスト面の検討材料も得られました。加えて、プレイヤーの性能がUXに直結する重要性を改めて認識し、今後の開発に生かせる学びとなっています。
PoCを経て商用化へ─CNCIが描く今後の事業戦略と制度対応
CNCIはPoCを終えた今後、事業戦略を固めつつ商品設計や販売戦略を進めていく予定です。商用化に向けては、24時間365日安定稼働できる放送レベルのシステム設計を再検討し、AWSを活用した従量課金モデルの最適解を模索しながら、スモールスタートからスケール展開できる仕組みづくりを目指します。さらに、総務省が2026年10月から始めるIPユニキャスト制度の施行を見据え、関連団体との連携や認知獲得を進め、サービス開始に向けた準備を本格化させていきます。

不安から確信へ─CNCIが語る開発メンバーへの評価と期待
初めてのオフショア開発に不安はあったものの、SupremeTechの高い技術力とスピード感ある対応により、短期間で高品質な成果を実現できました。特にシステム結合部分ではEnlytの工夫が大きく貢献し、スムーズな開発進行を支えました。洗練されたUIも社内外から高く評価され、不安を安心に変える結果となりました。今回の経験を踏まえ、今後はIP放送以外の分野でも共に取り組みたいと考えています。
クライアント企業概要

■企業名:株式会社コミュニティネットワークセンター
■設立:2000年2月2日
■コーポレートサイト:https://www.cnci.co.jp/






